グリーンレポート
特集:環境対応への企業努力が不可欠に 印刷業界に迫る「グリーン購入」への潮流
 長年の大量生産・大量消費の結果、私たちはさまざまな問題に直面しています。廃棄物の激増や処理施設の不足、さらに不法投棄も大きな問題です。急速に進む環境関連法の整備にもこうした背景があります。
 企業に対する「環境に配慮した事業活動」への社会的要請も高まり、私たちの印刷産業にとっても「環境対応」が急がれる課題となってきました。
 その課題に取り組む指標となるのが、環境負荷の少ない製品やサービスを優先的に購入する、いわゆる「グリーン購入」の動きです。
 印刷関連をみると、昨年11月、グリーン購入の促進を目的とする組織「グリーン購入ネットワーク」から、「『オフセット印刷サービス』発注ガイドライン」が公表されました。またそれに先駆けて昨年8月、日本印刷産業連合会では、「『オフセット印刷サービス』グリーン基準」を策定(12月出版)。業界としての迅速な意思表示として内外から注目されています。
 そこで、この特集コーナーでは今回から「印刷産業と環境課題」と題し、国・民間・印刷業界の動きを含めた環境関連の最新事情をお届けしようと思います。まず今回は、印刷に関わる「グリーン購入」の概観とともに、今後の印刷発注の指標となると予想される、グリーン購入ネットワークの「『オフセット印刷サービス』発注ガイドライン」の重要なポイントを検証していきます。


公的機関から一般企業へ・・・ shousai
グリーン購入をシステム化・・・ shousai
導入はゴールではなく、はじまり・・・ shousai
家庭用パソコン、自転車、衣料・・・ shousai
環境配慮型社会の底上げに貢献・・・ shousai
発注者向けとしては我が国初・・・ shousai
印刷業界をあげての自主基準として内外から注目・・・ shousai
エコマーク、グリーンマーク等、環境情報表示が細分化 shousai
VOC成分ゼロインキ、雑誌古紙100%・・・環境対応材料の新しい動向 shousai


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