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今回から、流通小売業界をテーマに、その現状と今後の印刷・帳票需要について2回に分けてレポートします。前編では、大規模小売店とコンビニエンスストアの現状と新しい動きについて。後編では、小売店などで発行されているカードを中心に見ていきます。
＜流通小売業の現状と新しい動き＞
長引く不況の影響を直に浴びて、売り上げの前年割れが続く百貨店。コンビニに食われて、苦戦の続くスーパーマーケット。一時期の快進撃にかげりが見え、頭打ち状態のコンビニエンスストア。と、流通小売業界は全般的に、停滞状況が続いています。一方、他店の苦境を横目に、しっかりと顧客を取り込み、業績を伸ばしている会社も存在します。「勝ち組」と「負け組」が鮮明に色分けされている。それが、いまの流通業界です。しかし、苦しんでいる会社のなかにも、さまざまな新しい動きが見られることも確か。苦しみながらもこの低迷を抜け出すために新しい試みを始めています。また、「牛肉トレーサビリティ法」や「消費税の総額表示義務化」など小売業界にかかわるいくつかの法改正もありました。このような動きのある状況のなかにこそ、新しい印刷・帳票需要が見出せるはずです。
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