グリーンレポート
特集:流通小売業講座<前編>
-流通小売業講座<前編>- 3/8

3.新しい売れ筋を探して<NO.1>

 今年の中元商戦の模様は、企業が経費削減で贈答を控えたことから、ギフトの主力となる食料品が3.9%減と低迷しました。ただ、お中元も個人需要に限ると、各社ともインターネット販売が好調のほか、店頭でもほぼ前年並みの受注を確保しています。
 お歳暮商戦も、法人需要が大幅に落ち込み、年々売上高が減少しているのが実情です。それにひきかえ、おせち料理はここ数年、前年比2ケタ増の売れ行きが続いており、各店とも品ぞろえを強化し、需要を取り込もうと必死です。健康志向に対応した商品も登場。老舗料亭や有名料理人の手によるおせちは、毎年大きな人気を呼んでいます。
 今年は、近年のペットブームにもあやかったおせちも登場しました。愛犬用のおせち料理、お値段は1万8,000円。提供するのは三越大阪店。黒豆など伝統的な素材のほか、ロースハムやいちごムースなどが添えられ、ペット向けに塩分や糖分を控えた味付けとなっています。顧客のニーズから考案したということで、引き合いも多く、三越では増産体制に入りました。


百貨店各社のご進物品お申込書

 NCの2パーツ、3パーツのものが使われています。

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