グリーンレポート
特集:銀行・保険・証券。ますます活性化する規制緩和。帳票需要はどうなる?
-ますます活性化する規制緩和。帳票需要はどうなる?- 4/8

銀行のデパート化が拡大 その3

 …この他にも、自社の銀行社債を窓口販売することが、2003年から解禁されます。現在は証券会社を通じての機関投資家向け販売が原則ですが、規制緩和で個人向けの販売を促すという狙いがあります。
 また、ご存じだとは思いますが、郵便で簡単に手続きできるメールオーダーサービスが最近急増の傾向にあります。口座申し込みはもちろん、カードローンや公共料金の自動支払い、住所変更手続き、目新しいところではテレホン/モバイル/インターネットバンキングの申し込み(帳票・参照)等々。いままで横並びだった銀行の商品が独自のサービスを打ち出し、競い合っている好例といえるでしょう。基本的にパンフレット・申込書・封筒がセットで、申込書はほとんどNC帳票となっています。私たちも「銀行のデパート化」がパンフレット・帳票類のビジネスチャンスに直結するものとして、認識をさらに深めていきたいところです。


各種メールオーダーサービス
帳票3:テレホン/モバイル/インターネットバンキング申込書(みずほ銀行)

 以上、銀行のデパート化現象をみてきましたが、この逆パターンといえる現象も出てきています。生命・損害保険会社で、銀行や証券会社の業務を一部解禁する動きです。全面的ではありませんが、銀行・証券会社の代行や代理のかたちで参入できます。生保・損保の今後の業務拡大にも注視すべきでしょう。サンプル(帳票4)は東京海上火災保険が請け負う投資信託の取引申込書です。

帳票4:投信総合口座取引申込書(個人用)


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