グリーンレポート
特集:銀行・保険・証券。ますます活性化する規制緩和。帳票需要はどうなる?
-ますます活性化する規制緩和。帳票需要はどうなる?- 3/8

銀行のデパート化が拡大 その2

損保商品、投資信託
 銀行窓口を通した損害保険商品の販売も好調です。特に住宅ローンを組む際に申し込む長期火災保険が人気。その理由は、住宅ローンに新たに加入する新規の住宅購入者を主な対象者としているためです。大手損保3社(ミレアホールディングス、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険)の2002年4月〜12月の実績を見ると、保険料収入が3社合計で2.3%伸びていますが、この大きな要因は、火災保険の銀行窓販によるといいます。
 また、投資信託協会によると、2002年9月末現在で、「銀行窓販」による投資信託残高が、投信全体の残高の20.4%となり、過去最高を記録しました。投信全体の残高が伸び悩むなか、銀行窓販は順調に販売実績を重ねています。

株式
 銀行で預金をしたあと、同じ店舗の証券窓口で、株購入の相談ができる。2002年9月の規制緩和により、銀行と系列証券の共同店舗が認められ、このような店舗がふえています。これも金融商品を一元的に取り扱うという「デパート化」の流れに沿った動きで、4大銀行グループ全部で、約150店展開する予定といいます。将来は系列外の証券との共同化や、証券口座の開設や個人情報の変更などもできるようになるとみられます。

4大銀行グループの共同店舗


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