グリーンレポート
特集:銀行・保険・証券。ますます活性化する規制緩和。帳票需要はどうなる?
-ますます活性化する規制緩和。帳票需要はどうなる?- 2/8

銀行のデパート化が拡大 その1

 生命保険、損害保険、投資信託、株。これらがすべて銀行の窓口で購入できる…いわゆる「銀行窓販」がますます拡大しています。銀行関連では最もホットといえる、この「銀行のデパート化」現象を1つ1つ見ていきましょう。

生保商品
主な銀行が扱う変額年金(保険会社名) 銀行窓口での保険販売は、2001年4月に一部の損害保険が解禁されたのに続き、2002年10月に個人年金保険が解禁されました。とくに最も力を入れている商品が、変額年金保険です。変額年金保険は、運用成績によって将来うけとる金額が変わる年金保険で、運用期間中の収益に対する課税がなく、投資効率が高いところが有利な点です。大手銀行では、複数の保険会社の変額年金を取り扱っているようです。例えば、三井住友銀行では5社の商品をそろえ、はばひろい顧客ニーズに対応できるようにしており、まさにデパート感覚で選択できます。
 2003年1月の日本経済新聞によると、解禁された2002年10月から12月末までの年金保険販売額は3800億円に達したとされ、その大半が変額年金といいます。銀行の主力商品に成長する可能性が高く、印刷需要、帳票需要に大いに貢献すると期待できます。
 サンプルで示したのは、変額個人年金保険の「保険料払込申込書」と、銀行から保険会社への「報告書兼チェックリスト」で、いずれもNC帳票が使用されています。


帳票1:保険料払込申込書


帳票2:取扱者の報告書兼チェックリスト


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