グリーンレポート
特集:新・年金制度は、膨大な帳票需要を生み出すか!?確定拠出年金(日本版401k)(後編)
-確定拠出年金(日本版401k)(後編)- 6/9

その他、手続の流れと帳票(スイッチング登録等)

 この他、各種変更用として以下の手続きと帳票が発生します。

●加入者口座登録の変更→加入者口座属性変更申込書
 加入者の転勤にともなう住所変更や、所属番号の変更など加入者属性が変わった場合には加入者口座の変更が必要です。事業主は、必要な加入者属性情報を抽出して加入者一人ひとりについて「加入者口座属性変更申込書」を作成します。
●配分指定登録の変更→配分指定変更申込書
 加入者は3ヵ月に一度、商品の配分指定の変更ができます。配分の単位は1%単位で変更可能。加入者が直接申請する場合は、加入登録時に使用した「配分指定申込書」に変更内容を盛り込み、本人確認書類を添付して提出します。
●掛金額の変更→事業主掛金変更申込書
 加入者ごとの事業主掛金額は、社内資格や職制の変更時などに見直され、金額が変更されることが考えられます。この場合、まず事業主がレコードキーパーに「事業主掛金変更申込書」を請求します。加入者ごとの作成が必要ですので、変更対象者の人数分を請求することになります。同申込書に記入後、レコードキーパーに送付し、変更登録を行います。事業主はレコードキーパーからの「掛金拠出予定明細表」「掛金変更明細書」で変更後の掛金を確認できます。
●スイッチング登録→スイッチング申込書

 スイッチングとは401kで運用中の資産について、それまでに積立てた資金の全部または一部を他の資産に預け替えることをいいます。スイッチングは最低3カ月に1回行うことができます。企業型の場合、原則として事業主は直接かかわらず、加入者が「本人確認書類」とともに「スイッチング申込書」を提出することになります。加入者はWebサービスなどで新しい登録内容を確認できます。

チャート4


●スイッチング申込書

氏名は加入者本人による直筆で記入。レコードキーパーで登録されている商品番号により、売却商品とその数量、新たな購入商品を記入します。

スイッチング申込書


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