グリーンレポート
特集:新・年金制度は、膨大な帳票需要を生み出すか!?確定拠出年金(日本版401k)
-確定拠出年金(日本版401k)- 5/8
運用商品の種類と運用法

 401kには大きく分けて3種類の運用商品があります。・元本確保型商品、・一般運用商品、・個別銘柄の3つです。
 (1)元本確保型商品…元本割れしない、安全性の高い商品です。預貯金、金融債、貸付信託、国債、地方債、政府保証債、利率保証型保険(GIC)、積立傷害保険、簡保の定期年金保険などが該当します。
 (2)一般運用商品…投資信託、公共法人債、変額保険、外資預金など、元本が保証されていない商品です。
 (3)個別銘柄…自社株を含む個別株式、個別社債、外国法人の株式・社債などがあります。

 これらの商品のなかから「運営管理機関」は加入者に対して3つ以上の運用商品を提示しなければならず、うち1つは(1)の元本確保型である必要があります。また、ハイリスク商品である(3)を提示する場合は、付加的な扱いとし、この他に3つ以上の提示をすることになります。加入者が個別企業の破たんなどによって、数十年積み立てる年金を失うケースを避けるための法措置です。選ぶ側は(1)(2)だけを組み合わせた「安全運用」もできるわけです。また3ケ月に一回は運用成績を見ながら商品を変更(スイッチング)したり、配分を変えたりすることができます。当然運用を見直すたびに、〈配分指定変更申込書〉〈スイッチング申込書〉等の帳票類が発生してきます。商品運用の基本的なしくみは、「企業型」も「個人型」も同様となります。


運用商品の種類と運用法


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