グリーンレポート
特集:ビジネスフォーム業界の現状と今後の展望(その2)

-ビジネスフォーム業界の現状と今後の展望(その2)- 3/6
成長が期待される商品

2.銀行・クレジット会社の巻折りの帳票
 銀行や駅、空港、ホテルなどに行くと、巻折りの宣伝物(メールオーダーサービス等)がそれこそ山のようにおいてある。預金やクレジットカード、マイレージなど各種の会員申込書に類するものである。これらの製品はかっては平判のオフセット印刷の製品で、印刷して丁合、挟み込みの伝票等がある場合は別に印刷して、丁合貼り込み折り畳んで完成するもので、複写帳票の大きさが違う半複写用紙などは手作業で丁合いしなければならず、さらにチェックナンバーが入るなど、工数も多く価格も高いものになっていたのは当然であった。これらの商品はオフセット、凸版、フレキソなど各種の印刷方式が使われることが多く、これらもフォーム印刷方式が有利である。
 フォーム印刷で考えると、印刷して8枚程度までならば、ロールコレーターで伝票を型抜きしながら、一緒に丁合い糊付けしてしまえば、後は折るだけで完成する。平判では処理できない一部が大きさの異なる半複写帳票などは、フォームの機械ならば特別な作業を要せずに一工程で終ってしまう。折り装置がついていれば後は箱詰めだけである。
 これは一例だが、この商品などフォーム印刷方式で製造すれば大きなメリットがある。価格、納期、乱丁など丁合いのミス、見当あばれ等の可能性、おそらくどの部分を見ても、平判よりもフォームの製造方式にメリットがあるはずである。

メールオーダーサービス申込書


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