グリーンレポート
特集:ポイントサービスの現状と展望<第1回>
-特集:ポイントサービスの現状と展望<第2回>- 1/2

1.銀行におけるポイントカード
 今年3月、みずほ銀行は大手都市銀行では初めて、ICチップ内蔵クレジットカード機能を搭載した年会費無料のキャッシュカード「みずほマイレージクラブカード」を発行。グループ企業のユーシーカードと提携して、「みずほマイレージクラブ」サービスを始めました。同サービスでは、クレジットカードやみずほ銀行の商品やサービスの利用に応じてポイントがたまり、様々な金利や手数料の優遇のほか、ギフトカードや宝くじへの交換などに使えるというものです。
 例えば、みずほ銀行の口座で毎月給料の受け取りをすると月間2ポイント、公共料金支払いの口座振替をすると1ポイントが貯まります。また、ヤマダ電機や新日本石油など14社からなる「パートナー企業」において、同カードのクレジットを利用すると、ポイントが通常よりも2倍から5倍貯まる「パートナーズサービス」も行っており、好評を得ています。さらに、同サービスの「マイレージポイント」からは、ANAマイレージクラブの「マイル」やビックカメラの「ビックポイント」とポイント交換が可能で、利用価値を高めています。貯めたポイントは、住宅ローンの金利優遇(年0.1%)や定期預金の金利優遇(年0.1%)、1000ポイントごとに5千円分のUCギフトカードへの交換が可能です。このほかにも、ATM時間外手数料やコンビニATMでの利用手数料が無料になるなどの特典があります。
 こうした様々なメリットやICチップ搭載によるカードの安全性から、すでに同銀行で口座を持っている人の切り替えも含めて、今後大きな需要が予想されます。利用度に応じてポイントが貯まり様々な特典を受けられるサービスは、横浜銀行や中国銀行、関東つくば銀行でも行っています。注目しておきましょう。
■みずほマイレージクラブ入会申込書

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