グリーンレポート
特集:個人情報編 <第1回>
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3. 個人情報の取得
 個人情報を取得する方法として、「直接収集」と「間接収集」の2つがあります。
「直接収集」とは、本人から直接に個人情報を収集する事を言います。対して「間接収集」とは、本人以外の第三者(名簿業者、データバンク、住宅地図業者など)から個人情報を収集する事です。
 「間接収集」で第三者から個人情報を得る場合は特に注意が必要で、個人情報を提供することについて、本人から同意を得ていること、または、オプトアウト※を行っているか確認するなど、提供を受けることについて問題がないか確かめることが必要です。
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 個人情報保護法では個人から個人情報を取得する場合、不正な手段を用いて取得してはならないとしています。当たり前のことのようですが、最近ネットなどでよく行われているフィッシング詐欺(特定企業になりすましたメール通知や、偽のホームページから個人情報を取得)など、この件に属する問題はとても増えてきています。
 また、業務のネットワーク化やデータベースの電子化により実現した、大量の無目的な個人情報取得に対して、企業倫理の面なども考慮し、なるべく無駄な情報は排除する企業も多く見られるようになりました。

※ オプトアウト【opt-out】(個人の選択の権利)について
 第三者に提供される個人データについて、本人の求めに応じて提供を停止することとしている場合を指します。あらかじめ第三者への提供の(1)利用目的、(2)データ項目、(3)提供の手段や方法、(4)本人の求めに応じて提供を停止すること、を本人に通知、または容易に知り得る状態においているときは、本人の同意を得ることなく、第三者に提供することができます。

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