グリーンレポート
 
特集:せまるe-Japan編 第3回
-せまるe-Japan編<第3回>- 2/4

2.e-Japanからu-Japanへ。ITからICTへ

次世代の戦略「u-Japan(ユビキタスネット・ジャパン)構想」

 総務省では、第二期IT革命を推進しつつ、次世代のネットワーク戦略「u-Japan構想」の概要を発表しています。「u-Japan」の「u」には、「ユビキタス(至る所にある)」と、「ユニバーサル(どこでも誰でも)」というふたつの意味が込められています。「u-Japan構想」では、「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」ネットワークに簡単につながる社会を2010年までに実現することを目標としています。今後は2004年12月までに総合的な政策パッケージを取りまとめ、同時に具体的なアクションプランを策定する予定です

2010年の「u-Japan」実現社会のイメージ
u-Japan構想の位置付けと今後の流れ

IT(Information Technology)政策からICT(Information & Communications Technology)政策へ

 以上の「u-Japan構想」を踏まえ、総務省では平成17年度の政策大綱として「ICT政策大綱」を発表しています。ユビキタスネット社会においては、「人と人」のコミュニケーションだけでなく、「人とモノ」、「モノとモノ」といったように、誰でも何でも簡単にネットに接続することにより多様で便利な「コミュニケーション」が実現します。「IT政策」から「ICT政策」に名称が変わったのは、政府が今後の政策において「コミュニケーション」を最も重要な概念であると考えていることの表れです。
 「ICT政策大綱」では以下の4つの柱を軸にICT分野の重点施策を取りまとめています。
(1)いつでもどこでも快適なネット利用ができる社会の実現
(2)新ビジネスや新サービスが次々に生まれる社会の実現
(3)誰もが安心・安全に暮らせる社会の実現
(4)個の活力が湧き上がる社会の実現


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