グリーンレポート
 
特集:せまるe-Japan編 第2回
-せまるe-Japan編<第2回>- 1/4

1.横須賀市の電子入札システム(1)

●横須賀市の入札制度改革
 1998年6月、横須賀市では入札制度改革への取り組みを開始しました。まずは談合ができない制度として、指名競争入札をやめ、条件付きの一般競争入札の実施を決定。2001年4月からは郵便入札を開始し、工事発注をホームページ掲出にしたり、現場説明会を廃止するなどの制度改革・業務改革を行い、業務の自動化(効率化)を図りました。その結果、入札参加業者数は約2倍に増加、落札率も約10%低下し、談合情報もなくなりました。以上の結果を踏まえ競争性の確保等を実現した上で、横須賀市では2001年9月から電子入札を導入。業務のさらなる自動化(効率化)を達成し、現在に至っています。


横須賀市における入札制度改革の歩み


 現在、国内の電子入札システムでは有名なものとして国土交通省の電子入札コアシステムがあります。しかし最近、初期コストや汎用性の面から横須賀方式を採用する自治体が増えてきており、下関市、長崎市、佐世保市、松阪市、福井市、宇都宮市へと全国的な広がりを見せています。今後はさらに拡大していくと考えられ、電子入札システムのスタンダードになっていくことが考えられます。

自治体間での共有利用が進む横須賀方式


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