-無線ICタグ(RFIDタグ)の現状と今後<第3回>- 4/6
総務省と経済産業省は、今年の6月にICタグの個人情報保護を目的として「電子タグに関するプライバシー保護ガイドライン」を策定しました。内容は、「消費者に販売した後でもタグがそのまま装着されている商品を取り扱う場合は、タグが装着されている事実や装着箇所、タグに記録されている情報の内容などを表示する」など10項目。また、消費者がタグを読み取れないようにしたい場合に容易に処理できるよう、その手法を説明または表示する必要があるとしています。
今後、両省は全省庁を通じて、ICタグメーカーなどの関係する業界団体に周知を求めていく方針とのことです。また、最近多発している個人情報に関する事件を踏まえ、対処を政府や企業任せにするのではなく、消費者の側でも正しい知識と情報を得て自分の情報は自分で守っていくことが重要です。
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