グリーンレポート
 
特集:無線ICタグ(RFIDタグ)の現状と今後<第2回>
-無線ICタグ(RFIDタグ)の現状と今後<第2回>- 4/7

・駐輪場管理システム
現在、日本では年間260万台を超える放置自転車が撤去されており、その費用は全国の自治体にとって大きな問題となっています。凸版印刷では、NEC他との共同で、駐輪場管理システムの開発を開始し、それに合わせて「e-自転車対策事業化コンソーシアム」を設立しました。
この駐輪場管理システムは、駐輪場を利用する際に、まず自転車所有者のIDコードを登録したICタグを自転車に取り付けます。そして、駐輪場の入り口に設置した自動読み取りゲートを通過すると、その情報を管理者のパソコンモニターで確認できるようにすることで駐輪場管理の効率化を図るというものです。また、自転車が盗難にあったり放置されたりした場合には、係員の情報端末から自転車の所有者に電子メールなどで通知することも可能です。

駐輪場管理システム

今後、システムの実証実験や新たな活用方法を検討し、2005年度には、検証結果を踏まえた駐輪場管理システムを全国の自治体に向けて販売する予定とのことです。このシステムによって、自転車の放置や盗難がなくなる日がやってくるかもしれません。

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