グリーンレポート
特集:流通小売業講座<後編>
-流通小売業講座<後編>- 2/7

2.クレジットカードについて<NO.2>

(1)流通系カードは、スーパーやデパートなどが自前のチェーン店を使って、割引やポイントなどの特典を付けたサービスを展開しています。
(2)銀行系カードは銀行という大きなバックを持ち、発行枚数が最も多いという特徴があります。
(3)メーカー系カードは個々の会社の独自性に沿ったサービス内容を打ち出しており、特定の商品、サービスで大きな還元を受けられます。
(4)信販系カードは割賦販売を得意とする信販会社を母体にしているだけに、一括払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払いと支払いの多様性が特徴的です。
 以前はこうした系列によってカードの性格にかなり違いがありましたが、現在はどのカードもVISA、MasterCard、JCBといった国際カードと提携し、それらの加盟店を利用できるようになったため、汎用性ではそれほどの差はなくなりました。さらに、来年4月から銀行系カードにも分割払い(総合割賦)が認められるため、支払方法での系列の差もほとんどなくなります。これからは系列ではなく、それぞれのカードの持つ機能性など、実力で選ぶ時代となっていくでしょう。
 流通小売業界で発行されているカードには、a.百貨店、専門店やその子会社が発行するカード b.中小小売団体系のカード c.石油会社系のカードの3種類があります。ただし現在では銀行系・信販系カードと提携、業務委託をするケースが増えています。また、クレジットカードは国内外を問わず使用できる国際カードが主流になりました。これらのカードはそれぞれ国際カードブランドを表示しており、このブランドがあることによって国内外の提携先で利用できるようになっています。



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