基本用語集(50音順)

        

約物(ヤクモノ)

記号類の総称のことです。


ヤレ/ヤレ紙(ヤレシ)/ヤレフィルム

印刷から製本のいずれかの段階で使用不能となった印刷用紙のことです。損紙とも言います。印刷用紙を手配するときは、ヤレ分を見込まなければなりません。また各工程などで出す不良品を、ヤレとも言います。関東以北で「ヤレ」、関西で「ぺケ」といいます。


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ユーティリティー・プライシング

水道の如く使用した分だけ費用を払う方式 HP:カーリー・フィオリーナ がサーバーの価格体系として導入方針を出した。


ユニコード(=Unicode)

世界各国の文字に対応できる文字コードの統一版です。アップル、マイクロソフト、IBM、サン・マイクロシステムズ、ノべルなどの各社が中ことなって提唱しています。


ユニバーサルデザイン

(米)ロナルド・メイス博士は1990年に提唱したもので、日本では明確な定義は無い。
コクヨは「能力・障害の程度に関わらず、最大限の人が快適・安全に使用できる」こと、と解釈し、基本構想をまとめ6項目の条件を設けた。
@製品としての基本機能の確保 Aあらゆる状況で安全性の確保 B表示・色彩・形状への配慮 C単純・普遍的な操作性D外観 ・操作や残量が判定できる E従来品と遜色の無い価格設定


ユビキタス社会

あらゆる情報機器がブロードバンドネットワークで結ばれる社会のこと。
・ユビキタス:「あまねく存在する・遍在する」という意味の英語であり、10年ほど前に(米)ゼロックスのパロアルト研究所が提唱した概念。コンピュータがその存在を意識させない形で生活環境に溶けこむ姿を想定した概念。


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落丁(ラクチヨウ)

本の中の頁が―部抜けて落ちることを言います。丁合いをとる際のトラブルで、折り丁が一部あるいはそれ以上脱落するのが原因で起こります。


ラスタライザ

図形において、始点と終点で表わされる直線を使った図形のイメージから、ビットの集合として図形への変換をすることをいいます。


ラチチュード(=Latitude)

感光材料などの露光許容度のことで、被写体の明暗を画像の濃淡として、フィルムが正しく表現できる露光量の範囲をいいます。


乱丁(ランチョウ)

本の頁順が狂ったり、一部上下が逆になったトラブルのことを言います。丁合いのミスによるものです。


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リスク(=RISC)

→「RISC」参照。


リスフィルム

文字、線画、網写真の撮影、複写に使用します。特性は、解像カが高く、硬調で、黒白のコントラストが大きくなります。


リバーサルフィルム

写真用フィルムの一種で、撮影して現像するとポジ画像が見られます。印刷用のカラー原稿に適しています。


輪転印刷機(リンテンインサツキ)

構造は版胴と圧胴が円筒形で、印圧を加え、口―ル紙に連続的に印刷を行う印刷機です。


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ルビ

漢字の脇や上につける振り仮名のことをいいます。指定した箇所につけるのを指定ルビ、文中の漢字全部につけるのを総ルビと言います。


ルミラーベース

ベースフィルムと呼ばれる透明なフィルムで、集版作業で分散ネガや平網、遮光テープなどを貼りつけるのに使われます。


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レジスターピン

→「ピンバー/ピンレジスターシステム」参照。


レジスターマーク (=register marks)

印刷物の見当合わせに用いるマークのことです。4色の印刷物およびフィルム原版を重ねたとき、その位置精度が正確に重なっているかを目視およびルーぺなどを使用した目視で確認するためのマークのことです。また、最近各種センサーが発表され見当検出装置が開発されてきており、それぞれの検出機専用マークが考案されています。


レタッチ

写真フィルムや製版フィルムに対して行われる修正のことです。手作業でコントラストや色カブリを補正したり、傷を消したりします。


レタリング

文字を書くこと、また書かれた文字のことを言います。文字はビジュアル表現のうえでもきわめて重要な要素になっており、その使われる目的によって、さまざまにデザインされます。


レンダリング

RlP(ラスターイメージ処理)と同じ意味で、デジタルデータを物理的な出力に変換することを言います。


連量(レンリョウ)

用紙の厚さを表わす単位(kg)です。一般紙では一連が1000枚、板紙では100枚で、連量は一連の重量の意味です。

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ローカルトーク (=LocaTalk)

Macinrtoshに標準装備されているネットワークの機能のことです。専用の分岐ボックスやケーブルで簡単に構築でき、プリンタやディスクを共有することができます。


ローキー

写真やイラストで、中間部からシャドー部の多い原稿の状態をいいます。


ローラー目 (ローラーメ)

ローラーでインキを供給する印刷機のローラーの円周長を1周期として印刷方向と直角に発生する色ムラのことをいいます。インキローラーの偏心や歯車の不良によって起こります。


ロゴタイプ

本来は活字のことを言います。また社名、商品名などをデザインして、特有、専用マークとして表現したものを指します。略して「ロゴ」とも言います。


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ワークステーション

本来は、パソコンの上位に位置するコンピュータシステムで、多機能性、統括性に優れているものをさしていました。最近では「作業領域」という意味でも使れ、組版作業を行う「組版ワークステーション」や、デザイン作業を行う「デザイン・ワークステーション」のように使われます。


和文フォント(ワブンフォント)/和文書体(ワブンショタイ)

和文フォントには本文用フォントや見出し用フォントがあり、それぞれにいろいろな書体が存在しています。日本語組版に用いる文字には漢字と平かな片かな、欧文、約物、記号類が含まれています。


割り付け (ワリツケ)

文章の写真、イラスト、図版などの原稿を紙面にどう配置するかを決めて、指定することを言います。


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