書籍などの各ページの本文や見出し類の周囲の余白部分を
いいます。上部の余白を天アキ(head margin)、下部を地アキ(tail margin)、外側の余白を小口アキ(side margin)、内側の余白をのどアキ(gutter
margin)といいます。
断裁された1枚ずつの用紙に印刷する印刷機をさし、凸版、オフセット、グラビアの名を冠するのが一般です。
支持体上に塗布された感光剤がある面のことをいいます。印刷形態によって、表(上)か裏(下)の指定が必要です。指定を逆にしてしまうと、印刷できない場合があります。
印刷用紙の中の塗工紙は、一般に表面に光沢がありますが、表面に光沢のないものをマット紙といいます。
複数の仕事を1台のコンピュータで同時に処理することをマルチタスキングといい、この場合の「複数の仕事」を「マルチタスク」といいます。
複数台のRIPと1台のイメージセッタを組み合わせて使う方法を「マルチRIP方式」または「マルチプレックス方式」といいます。これによってイメージセッタのアイドル・タイム(休止時間)を短縮することができるので、生産効率が高まります。
色の3属性を明度、彩度、色相で表わしますが、マンセル表色系では三次元空間における一点で表現します。これをマンセル色立体といい、縦軸に明度、横軸に彩度、方位に色相を配置します。
欧文文字のデザイン上の並び線のことをいいます。アルファベットの大文字・小文字や記号類は、この「ミーンライン」を基準としてデザインされています。
印刷時に水を必要としない平版をいいます。版の表面にシリコン層を持ち、水に代わってインキ反発性があります。
製版において、網点フィルムを新しい感光材料に逆像で転写する装置です。転写には膜面どうしを密着させ、露光し、露光後の感光材料は現像処理します。正像にする場合は、転写されたフィルムからさらに転写します。
Gray値の明るさの度合のことをいいます。黒を0レべル、白を255レべル。ハーフトーンはこの間の任意の値で規定されます。
情報量の単位で、100万バイト(B)、つまり1キロバイト(KB)の1000倍です。ちなみに「メガ」は100万倍を表わ
す言葉です。
大判の印刷物をつくる場合、一定程度の網点を使って網撮りし、その網点ごとそっくり指定のサイズまで拡大することを目伸ばし製版といいます。逆に大サイズのものから小さく縮小することを目縮め製版といいます。
SONYが提唱したメモリーで、30社弱に技術供与している。サイズは 64MB:50×21.5×2.8mm。
1枚の印刷用紙に同じ頁、同じ面を複数印刷できるように刷版を焼き付けることをいいます。印刷後に裁断して使います。2面付け、4面付けなどと表現します。また、頁物を印刷して折った時に頁順に揃うように刷版を配置することも言います。
スクリーンが2枚以上重なると、角度によって現われる幾何学的模様です。干渉縞とも言います。印刷物をそのまま原稿にすると、モアレが出やすくなります。
文字が指示通りになっているかをチェックすることを言います。文字校正には、JISで決められた校正記号を用います。
アナログの電話回線を使ってデータ通信をするために、デジタル信号をアナログ信号に変えたり、アナログ信号をデジタル信号に変える変換装置のことです。