セット糊関連(接着強度)

<Q>

セット糊付部の強度が弱い(セット帳票が取扱い時、剥れ易い)。

<A>

セット糊が十分効いてないか、取扱い時にかかる負荷(力)が過多か、です。


解 説

セット糊の強度の設定は、標準作業(メーカーの「印刷ガイド」記載)で作成したセット帳票が、
常識を越えない範囲のハンドリング・プリントアウト・ターンアランドなどの時にバラバラにならない強さと
帳票を1枚づつ剥す時のしやすさ(弱さ)を同時に持たせることと、一般的な帳票の大きさ・重ね合せ数(自重に関係)と
を合せて考慮しています。即ち、「広範囲での取扱条件下で適正な強さと弱さが必要」というバランスの設定ですので、
メーカー設定の使用条件の遵守は不可欠となります。

セット糊が付いているかいないかはスプレーチェッカーで判定できます。
・セット糊は減感作用があるため、糊が付いている時はスプレーしても白いままです。(青色にならない)
・B紙(C紙)帳票を1枚づつとし、セット糊付部(帳票の端部)にスプレーします。
・端部からの白色部分の長さが0.5 〜1mm であれば適正です。
・多い場合は強過ぎ、少ない場合はは弱過ぎであり、不適と言えます。
・この時、白色部分の均一性にも注意します。白色部分の大・小・無のあることは不可です。

スプレーサンプル:白色部が糊が入っている部分です


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