・紙を引き裂くときの力の度合いのことで、通常は測定サンプルを2ケ所で持ち互いに反対方向の力を加えて裂くときの
量を重さの単位で表します。
・引裂強度は紙層から繊維を引き抜く力と繊維を切断する力が合わさったものです。
・一般的には引裂強度は繊維が長いと強い傾向にあります。
・広葉樹材:L材より針葉樹材:N材の方が強いし、更には非木材繊維の長繊維材(麻.三椏.など)は
強くその 特性を生かして使用されています。(三椏は紙幣など)
・一定巾(63o)長さ約76mmの測定サンプルを掴みで挟み、巾方向に20mmの切れ目を入れ、
残りの43mmを「扇形振り子」が引き裂くときの読取値です。
・表示の単位はgです。
・垂直の加圧で紙面が破裂するときの力の度合いのことで、通常は測定サンプルを固定し一定速さで圧力を加え、
破裂したときの量を単位面積当たりの重さで表すします。
・破裂強さの測定は最も古くから行われていますが、内容的には引張り強さと伸びが複合要因と言われている程度で
あまり明確にはされていません。
・包装紙.袋用紙(セメント用など重袋用)箱用板紙などで重要な特性とされています。
・一辺約100mm の正方形測定サンプルの周辺を固定して定速でゴム膜を介して圧力を加え破れるときのゲージ読取値です。
・表示の単位はKg/ cuです。
・紙に一定張力をかけ繰り返し折り曲げ切断する時の力の度合いのことです。
・使われる時に折り畳みの頻度が高い紙に求められ、地図用紙.紙幣用紙などで重特性になっています。
・巾15mm長さ約110mmの測定サンプルを上下で挟み1Kgの張力をかけ左右135 °まで繰り返し折り曲げて切断するときの
回数をカウントします。
・表示の単位は回数です。