1)取扱貨物量の大幅な増加
中部圏で生産される輸出品は、日本の輸出生産量の2割にあたる年間約35万トン弱と言われています。しかし、このうち名古屋空港の利用は10%強ほどにとどまり、約60%は成田、約25%は関西空港が利用されていました。名古屋空港では、貨物便はアジア向けのみで週5便しか飛んでいなかったためです。
セントレアでは滑走路が3,500mになったために、アフリカなどへの長距離輸送も可能になりました。215ヵ国を定期便で結ぶ世界最大の航空貨物会社「フェデラル・エクスプレス(フェデックス)」や物流大手のDHLも就航しており、貨物便は大幅な増加傾向にあります。それに伴い、貨物便に使用される伝票類の需要もますます高まることが予想され、私たちのビジネスチャンスも大幅に拡大されていると言えるでしょう。
また、セントレア貨物ターミナルは、名古屋空港の2倍を超える貨物取扱能力を有しています。貨物ターミナルの広さは、およそ東京ドーム30個分の26万・。初年度取扱量は国際貨物約30万トン、国内貨物約6万トンと見込んでいます。 |