-せまるe-Japan編<第3回>- 4/4
ユビキタスネット社会が実現した場合、ありとあらゆる市場、業種に多大な影響を与えるとともに、莫大な経済効果をもたらします。平成16年版情報通信白書によると、関連市場への直接的な経済効果は2010年には単年で約87.6兆円、他の市場への経済波及効果は120.5兆円と試算されています。また、2010年までの累積直接経済効果および経済波及効果はそれぞれ449兆円および611兆円に上ると試算されています。
このことはもちろん印刷業にとっても大きなビジネスチャンスです。「せまるe-Japan」第1回でも触れましたが、電子化の進行によって、電子証明書の発行や住基カード用のICカード、文書の電子化等、印刷業の領域に関わる事業も創出され、今後はさらに新たなビジネスモデルも生まれてくることでしょう。
以上、3回にわたり「e-Japan」についてレポートしてきました。グリーンレポートでは今後も「e-Japan」および「u-Japan」の動きをウォッチしていくとともに、新たな動きがあれば順次お伝えしていきたいと思います。 |