グリーンレポート
 
特集:せまるe-Japan編 第2回
-せまるe-Japan編<第2回>- 4/4

4.「せまるe-Japan編 第2回」まとめ

 自治体に電子入札は今年度から来年度にかけ爆発的に増加することが予想されています。そうなれば指名競争入札はどんどん減少し、これまで指名を得られなかった業者も入札に参加できるようになり、ビジネスチャンスは増加するでしょう。ただ、全業者に公正で公平な機会があるということは、厳しい価格競争に直結することを意味します。普段からのコスト管理がますます重要になってくるでしょう。
 また、電子入札はその手軽さゆえのトラブルも起きています。北海道や三重県では、金額に「万」の位を入れ忘れて入札し、そのまま落札してしまい、その後契約を辞退したため3ヶ月の指名停止となった業者もいます。こうしたトラブルを防ぐため、入札を担当者任せにするのではなく、二重三重にチェックできる仕組みを整備しておく必要がありそうです。
 以上、電子入札についてレポートしてきました。グリーンレポート「せまるe-Japan」最終回となる次回は、「e-Japanの今後と印刷業界に望まれる対応」について探っていきたいと思います


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