グリーンレポート
 
特集:無線ICタグ(RFIDタグ)の現状と今後<第2回>
-無線ICタグ(RFIDタグ)の現状と今後<第2回>-6/7

新タイプのICタグ

私たちに関連が深いビジネスフォーム(帳票)分野でも新たな取り組みが進んでいます。トッパン・フォームズ(株)では今秋から、すべての周波数に対応できるICタグ『MMチップ』の販売を開始する予定です。

全周波数対応ICタグ『MMチップ』
ICタグはこれまで、開発したメーカーや利用される国によって周波数が異なったり、米国で標準化が進む915MHz(メガヘルツ)帯対応のチップが日本国内では規制で使えないなど、互換性の問題が指摘されていました。
ところが、『MMチップ』は対応する周波数帯を固定していないため、1枚のタグで国際的な物流管理が可能になります。また、タグを読み取る距離に応じて周波数を使い分けることも可能で、例えば、工場で製品をまとめて読み取る時は遠くまで届く915MHz、盗聴の危険がある店頭では13.56MHzを使うなどといった柔軟な運用ができます。価格は量産が進めば、1個10円と従来のチップの半額程度まで下がる見込みです。

MMチップ

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