-確定拠出年金(日本版401k)- 3/8
401kは、だれが掛け金を負担するかにより、「企業型」「個人型」の2タイプがあります。
「企業型」の対象は、企業のサラリーマンで、掛け金は企業側が拠出します。ただ運用責任は個人が負い、たとえ運用がうまくいかなくなっても企業が追加負担する義務はありません。特に厚生年金基金や税制適格年金などのなかった中小企業にとって、日本版401kの導入は企業年金を取り入れる大きなチャンスとなります。
「個人型」は、自営業者や農業従事者等が対象で、掛け金を拠出するのは加入者自身です。勤めている企業に企業年金がなく、しかも確定拠出年金導入の予定のない場合も、「個人型」に加入できます。つまり、中小企業のサラリーマンであっても自分の意志で将来の資金づくりができるしくみです。
なお、公務員については企業型、個人型ともに加入対象外となります。これは公務員がもらう共済年金に職域加算部分があることや、税金から給与をもらっているという立場を考慮したもの。また専業主婦も定期的な収入がないため制度に合わないことから対象外となっています。
発生する帳票を見ますと、「企業型」「個人型」ともに主要帳票としては加入申出書・配分指定申込書・変更依頼書など、同様もしくは類似した帳票が発生しており、今後もさらに量的拡大が見込まれています。