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胸躍る東北の夏へ〜復興応援企画! 東北の夏祭りを楽しもう!〜
 
感圧紙の業界の未来を考える グリーンレポート
胸躍る東北の夏へ
〜復興応援企画!東北の夏祭りを楽しもう!〜
2011/7/11
1.心も熱い、東北の夏へ
2.みちのく6県の夏祭り紹介
3.東北の祭りが一堂に会する「東北六魂祭」
1.心も熱い、東北の夏へ
 東北地方の夏祭りは、短い夏を謳歌するかのように、熱く力強い。――最も有名な夏祭りの一つ「青森ねぶた祭」には、毎年延べ300万人が訪れ、夜空に浮かぶ巨大ねぶた(山車燈籠)の迫力に酔いしれます。この「青森ねぶた祭」を筆頭に、「仙台七夕まつり」「秋田竿燈(かんとう)まつり」を「東北三大祭り」と呼び、国内はもちろん海外からも観光客が集います。
 荘銀総合研究所によると、2007年の東北の夏祭りの経済波及効果は、青森ねぶた祭が497億円、仙台七夕まつりが332億円、秋田竿燈まつりが195億円と試算されるなど、夏祭りの観光需要が地域の活性化に大きく貢献。各地域とも、震災からの復興と風評被害の解消へ向け、PR活動を積極的に推進しています。
2.みちのく6県の夏祭り紹介
青森ねぶた祭
 東北の夏祭りの代表格「青森ねぶた祭」。歌舞伎や歴史・神話を題材にした、最大で高さ5m・幅9m・奥行き7m、約4tもの武者人形の大型ねぶたが6日間で全22台、105回にわたり市内を回ります。ねぶたを囲む、色とりどりの衣装に身を包んだ跳人(ハネト)と呼ばれる踊り手たちは、1台につき500〜2,000人にも。「ラッセーラ!」の掛け声とともに跳ね回るさまは迫力満点です。
 観客の方へどんどん迫ると、直前でスピードを上げて回転したり、ねぶたを傾けながら観客席に向かってきたりと、ねぶたの表情や躍動感をしっかり感じてもらうためのパフォーマンスが随所で繰り広げられます。
 ねぶたは、1台につき新聞紙片面の大きさの和紙を約2,500枚も使用し、3カ月以上かけて制作されます。構想期間や依頼元との打ち合わせなどを含めると、祭りが終わった次の日からほぼ一年がかりの制作となります。ねぶたの設計・全体の構造・色彩などを決めるねぶた制作の専門家をねぶた師といい、2010年現在でその数は12人。それぞれ異なる作風にも注目です。
秋田竿燈まつり
 最大で高さ12m、重さ約50圈46個の提灯(ちょうちん)がつけられた巨大な竿燈(かんとう)を、「差し手」が手のひら、頭や肩、さらに腰や顎で巧みにバランスを取って支えます。勇壮なおはやしの音とともに、差し手たちが操る竿燈の数は全230本。約1万個もの提灯が、秋田の町に「天の川」を作り出し、熱気にあふれた幻想的な夏の夜空を演出します。
 竿燈を稲穂に、連なる提灯を米俵に見立て、五穀豊穣や除災、技芸上達を願う「秋田竿燈まつり」には、県内外、海外からも多くの人が訪れます。
 竿燈の美しさもさることながら、注目はなんといっても差し手の妙技。手を添えることなく巨大な竿燈を軽々と支えるさまは、名人芸のなせる技。次から次へと差し手が変わり、それぞれの技を競うように披露していきます。秋田藩の庶民の文化風俗を伝える行事として約250年の歴史を誇り、重要無形民俗文化財に指定されています。
仙台七夕まつり
 仙台駅やアーケード街をはじめ、商店街・店舗など市内のいたる場所で、「仙台七夕まつり」の伝統の絢爛豪華な笹飾りが杜の都の夏を彩ります。手作りされた笹飾りが大小合わせて約3,000本も掲げられ、その豪華さを競い合います。
 この笹飾りは「七つ飾り」といわれ、全7種類の一つひとつに意味があります。学問や書の上達を願う「短冊」、病や災いの身代わりとしたり、裁縫の上達を願ったりする「紙衣」、家内安全と長寿を願う「折鶴」、富貴と貯蓄、商売繁盛を願う「巾着」、豊漁や豊作を願う「投網」、清潔と倹約を願う「くずかご(飾り付けを作るとき出た裁ち屑・紙屑を入れる)」、そして飾り付けの全7種中、最も多いのが、織姫の織り糸を象徴する「吹き流し」です。
 震災の影響により遅れた笹飾りの制作も、現在急ピッチで進められています。復興への願いが込められた華やかな七夕飾りを、ぜひ現地でご覧ください。
山形花笠まつり
 「ヤッショ、マカショ!」という威勢のいい掛け声と、勇壮な花笠太鼓が鳴り響き、山車を先頭に艶やかな衣装と花笠を手にした約1万人の踊り手が群舞する。昭和38年の第1回目から今年で49回を迎える「山形花笠まつり」は、3日間の人出も例年100万人を超え、山形市の夏を飾る祭りとして全国的に親しまれています。
 この祭りで歌われる日本三大民謡の一つ「花笠音頭」の全15歌詞は、最上川の流れに沿った各地の名所名物を歌ったもの。合わせる踊りは、華麗な正調女踊り「薫風(くんぷう)最上川」、豪快な正調男踊り「蔵王暁光」のほか、趣向を凝らした創作踊りなど、多彩な舞が堪能できます。
盛岡さんさ踊り
 踊り手の数は2万人超。太鼓は1万2,000張り、笛は2,000本を超え、4日間に240余りの団体が参加する「盛岡さんさ踊り」。「サッコラ チョイワ ヤッセ」の掛け声とともに、赤、黄、青、ピンクの腰帯を着けたさんさの群舞が繰り出すさまは、大迫力です。
 祭りの見どころは、ギネスで「世界一の和太鼓同時演奏記録」が認定された「太鼓大パレード」。踊る者も観る者も、身体の芯まで興奮が浸透すること請け合いです。
 パレード見物の後は、誰でも飛び入りで参加できる「輪踊り」がおすすめ。初心者には、「さんさ・おへれんせ師匠」(「おへれんせ」は「お入りなさい」の意)が踊り方を優しくレクチャーしてくれます。女性を中心に、踊り手が優雅な舞で通りを進みます。
福島わらじまつり
 福島市の中央に位置する信夫山(しのぶやま)・羽黒神社では、古来健脚を願って、長さ約12m、重さ約2tの大わらじを奉納する「信夫三山暁まいり」が行われており、旧正月14日に片方の大わらじを奉納し、同年8月にもう片方を奉納することになっています。「福島わらじまつり」は、1970年からこの8月の奉納のときに市民の健脚を願って行うようになった夏祭りです。
 祭りとしては比較的新しいため、催し物も実にユニークです。山車を引いてタイムを競う「わらじ競争」。国道をゆったり踊り流す「わらじ音頭」。わらじ音頭をラップ風にリメイクした曲で、参加者が自由な振り付けで踊る「ダンシングそーだナイト」などで、市内の健脚自慢たちが活躍します。
3.東北の祭りが一堂に会する「東北六魂祭」
 2011年7月16日、17日には、仙台七夕まつりや青森ねぶた祭など、前述の6つの祭りが一堂に会する緊急イベント「東北六魂祭」が仙台市で開催されます。「各県を代表する6つの祭りの魂が一つになることで、災厄を吹き飛ばす」というコンセプトの下、一足先に祭りを先行実演。東北各県庁所在市などが共催する、史上初のイベントとして、東北の活気を全国にPRします。
 祭りを楽しむことで東北の元気を感じ、東北とともに元気になる。そんな祭りにしたいという主催者たちの願いが込められています。東北六魂祭に参加し、8月前後から各地で始まる本番に思いをはせるのもいいでしょう。
「東北六魂祭」
●開催地:宮城県仙台市 勾当台公園市民広場、定禅寺通 ほか●開催日:7月16日(土)・17日(日) 
※開催内容は変更となる場合があります。
詳細は公式ホームぺージhttp://www.rokkon.jp/index.htmlへ。
●みちのく注目の夏祭り
●夏祭り関連ビジネスの動向

 2010年2月に、東北6県の夏祭り主催者・商工会議所により、東北の夏祭り全体の底上げを図るために「東北夏祭りネットワーク」が結成されました。
 このネットワークは、首都圏の商業施設での共同キャンペーンの実施のほか、各夏祭りのホームページやポスターなどで相互に紹介し合ったり、各県のアンテナショップで共同キャンペーンを実施したりと、東北全域での新たな観光の魅力づくりに取り組んでいます。そのかいもあってか、2010年の夏祭りの入込み人数は1,584万人(※1)と、2009年に比べて4.2%増加。企業による踊り手などの参加者数も、複数の祭りで過去最高となりました。また、夏祭りだけでなく、弘前市(青森県)の「さくらまつり」や二本松市(福島県)の「二本松の菊人形」などとも連携していく予定です。
 今後は、復興促進のためにさらなる観光需要への期待がかかります。ご紹介した夏祭りをはじめ、東北各地の観光名所や名物など、地域のPRやプロモーションのための印刷物も徐々にニーズが高まってくると思われます。印刷会社がそのノウハウやコミュニケーション能力を発揮していくことで、東北ばかりでなく全国の観光需要を盛り上げる要となり、地域と共に印刷会社の未来にもつながっていくことでしょう。

2010年の夏祭りにおける売上の傾向 2010年の観光客誘致に向けた取り組み例
※1・2・3 出典:日本銀行 仙台支店「東北の主要夏祭りの動向」
※掲載している夏祭りの開催情報は、変更となる場合があります。
 
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