「色」は、帳票デザインにおいてたいへん大きなウェイトを占めています。色の使い方によって帳票のイメージは大きく変わります。さらに、色の選択が記入しやすさ、読みやすさ、処理のしやすさなど、機能面にも大きく影響を及ぼします。
帳票を構成する3大要素の使い方は今回の「色彩・アミ」で最後となります。前回までの「ケイ線」、「文字」、そして今回も併せて一貫してお伝えしてきているのは、これらの要素は帳票の美しさと機能性、つまりは「見やすさ」と「使いやすさ」を高めるということを第一に考え、使いこなされなければならないということです。
帳票制作の過程がデジタル化されてからは、色やアミは誰もが簡単に扱えるようになり、皆さんもパソコンのモニタ上で、様々な色合いを手軽に試されていることと思います。しかしこの扱いやすさに反して、「色彩」というものは非常に奥が深く、正しい知識を持って扱わなければ見やすく使いやすいものは出来あがりません。
今回は、帳票デザインにおける「色彩・アミ」の使い方の基本について、考えてみたいと思います。
|